メッセージ、クーポンのような分かりやすそうな機能だけでなく、複雑な設定や準備が必要なオプション機能まで、ありすぎるほど多様な機能が備わっているLINE公式アカウントですが
「ありすぎて何をしていいか、使い方がわからない!」
「それぞれの違いや特徴、メリットがわからないから使いこなせない!」
こういった悩みをお持ちなのではないでしょうか?
この記事では特にLINE公式アカウントをこれから始める方や、アカウント作りたてで何をすればいいかわからなくて困っているという方のために、LINE公式アカウントの数ある機能の中から特に押さえておいて欲しいものを8つと、その活用方法をご紹介します!
目次
挨拶メッセージ
挨拶メッセージとは、お客様があなたのLINE公式アカウントを友達追加した際に自動で配信され、お客様が1番最初に見ることになるメッセージです。
LINE公式アカウントでは友達になってくれているお客様に対し継続的に色々なアプローチをし続けていくことができますが、最もお客様の反応率が高いのが「友達追加してくれた瞬間」です。お客様は少なからず何かしらの興味を持ってわざわざ友達追加してくれているわけなので、最初のコミュニケーションとなる挨拶メッセージがどれだけ工夫できているかで集客効果に大きな違いが出てきます。
例えばこちらをご覧ください。
自分で何も編集しないままでいると、デフォルトでこのような挨拶メッセージが送られるようになっています。本当にシンプルな挨拶というだけで、これを見たお客様からしてみれば反応のしようもありません。何より肝心な最初のコミュニケーションを活用するためには、このようなテキストだけの挨拶メッセージではなく、画像や動画などのメディアを織り交ぜつつ、お客様の興味を惹きつけられるものにしなければなりません。
こちらの例では単純なテキストメッセージは最小限に、ビジュアルに力を入れたカードタイプのメッセージを駆使して強烈な印象を残せるよう工夫されています。※「カードタイプメッセージ」については後々もう少し詳しく解説します。
またこちらの例のように、「メッセージのビジュアルというより内容にこだわる!」というのもありです。挨拶メッセージでいきなりクーポンなどの特典をプレゼントすることで、「このアカウントは自分にとってメリットがある!」と思わせることができますし、まず最初の集客に直接繋げることもできます。
このように少しの工夫で第1印象は大きく改善され集客効果も高められるので、挨拶メッセージは確実に活用するようにしましょう!
カードタイプメッセージ
先ほどちらっと登場した「カードタイプメッセージ」ですが、作り方は非常に簡単です。
pcからLINE公式アカウント管理画面(line business account manager)にログインしたら、カードタイプメッセージ作成から好きな画像や写真を挿入して説明文を追加するだけ、と非常に簡単な作業で作成することができます。
よりデザインの完成度を追求したければ、挿入する画像を編集するなどしてクオリティを高めることで解決しますし、メッセージを作ること自体は誰でもできる作業ですのでぜひ活用してみてください!
リッチメニュー
通常のLINEアプリであればトーク画面の最下部はキーボード入力になっているところですが、この部分にオリジナルメニュー画面をつけることができるのが「リッチメニュー」という機能です。
お客様はワンタップで自分のアクセスしたい情報にアクセスできるため非常に便利で、トーク画面も華やかになって反応率向上も期待できます。
リッチメニューはスマホのLINE公式アカウントアプリからでも簡単に作成することができます。まずLINE公式アカウントにアプリでログインし、ホーム画面から「リッチメニュー」を選択します。
この画面から「テンプレートを選択」をタップすると次のような画面が表示されます。
この画面でお好みのメニューのレイアウトを選択して、あとはそれぞれの区画に画像やテキスト、スタンプを挿入することで完全オリジナルメニューを作ることができます。画像編集やスタンプ作成などこだわり尽くすことでよりクオリティの高いメニューも作れますので、ぜひチャレンジしてみてください!
クーポン
LINE公式アカウントでは、画像と文章を挿入することで誰でも簡単にオリジナルクーポンを作ることができます。
割引、プレゼント、無料券など特典の内容も自由自在で、限定配信や抽選形式などゲーム的要素をつけることもできます。メッセージやタイムラインといった他の機能との相性も抜群で活用しない選択はないくらいマストの機能です!
より詳細な作成方法や活用方法、活用事例などはこちらの記事で解説していますので合わせてご覧ください!
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リサーチ機能
LINE公式アカウントを友達登録してくれているお客様に対して、アンケート調査などの情報収集ができるのが「リサーチ機能」です。
簡単な例で言えば、「好きな食べ物はりんご・いちご・みかんのうちどれですか?」と質問して、解答を集計し統計が見れると言ったような感じです。ただ統計を取るだけでなく、回答してくれたお客様にクーポンをプレゼントするなど、他の機能と組み合わせることで集客に繋げることもできます。
「どんな商品が欲しいか?」「会社やお店に求める改善点は何か?」のようにサービスの品質向上につながるお客様の声を直接聞くこともできるので、うまく活用してお客様満足度を高めていきましょう。
セグメント配信
メッセージの配信先を細かく設定することができる機能です。友達期間や性別、住んでいる地域や年齢、使っているOSなど様々なカテゴリーで配信相手を限定することができます。その他にも、以前に送った特定のメッセージを開封・閲覧した人に限定することもでき、反応率の高いお客様に絞ってメッセージを届けることもできます。
配信相手を限定せず安易に一斉送信をしてばかりいると、メッセージ配信数が無駄に増えてしまい余計な経費がかかってしまう恐れもあります。また、反応率の低いユーザーにしつこくメッセージを送るとブロックされやすくなったり、「主婦限定」とうたったクーポンを男性ユーザーに送ったりしてしまう様な明らかなミスも防ぐことができます。
ターゲットを絞ってピンポイントに配信することで無駄を削減できるだけでなく、反応率の向上や集客効率の向上も見込めるので必ず活用するようにしましょう。
タグ付け配信
友達登録しているお客様1人1人に「タグ」をつけることができる機能です。
例えば、「Aさんは〇〇といった商品に興味がある」というものや「Bさんは毎月〇〇円以上商品を購入してくれている」など、お客様の特徴を年齢や性別といった単純なものでなく、より具体的なもので分類できるのです。
こうやってタグにより詳細なグループ分けを施した後、先ほどのセグメント配信機能と合わせることで、よりピンポイントに情報を届けることができる様になります。セグメント配信と同様に必ず活用してもらいたい機能です。
タイムライン
通常のLINEアプリや他SNSでもよくみる「タイムライン」ですが、もちろんLINE公式アカウントからも投稿ができます。画像や動画や音声などメッセージで配信するには容量が大きくなったりするものや、長文での情報発信に特に適しています。
月間無料配信数が決まっているメッセージ配信と違って、どれだけ配信しても料金が発生することもなく、連続で投稿してもお客様にいちいち通知が届くこともないので、ブロックされるリスクも気にせず配信することができます。
さらにタイムライン投稿は、投稿をみたお客様が「いいね」をつけてくれることで、友達追加してくれていないお客様にもどんどん拡散されていくというメリットがあります。
他SNSのアカウントと違い、1:1のコミュニケーションをメインとするLINE公式アカウントでは、どうしても新規ユーザー(友達追加していないユーザー)に対して情報を届ける機会が少ないというデメリットがありますが、タイムラインを有効活用することでそのデメリットも解消できてしまう可能性があるんです!
実際の例でも、友達が800人ほどしかいない公式アカウントの投稿が100人ものお客様にいいねされたことで、最終的に約9万人ものユーザーの目に届いたという例もあるほどです。このように想像を絶するような拡散力を発揮することもあるため、新規の友達を獲得するために必須の機能ですから必ず活用していきましょう。
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まとめ
挨拶メッセージやリッチメニューを見てもらうことによって、LINE公式アカウントの中で自分の会社やお店のサービスを知ってもらえたり、配信方法や内容を色々と工夫することによって効果的に売り上げをupしていくことができるということが、感覚的にわかっていただけたと思います。
いつも決まった様な画一的な配信だけではなくて、セグメントで分けたり、タグ付けで配信したり、さらには配信だけではなくてタイムラインの様に拡散の機能もあるということをぜひ覚えて活用していただけたらなと思います。
他にも、自動応答やショップカード、LINE広告など、売上・集客upにつながる機能がまだまだありますので、ぜひこのLINE公式アカウントの使い方を覚えてマスターしていただければ嬉しいです!