LINE公式アカウントを活用して店舗やECサイトへの集客を活発化しようとしても、友達の数が1人や2人では全く効果はありません。後にも先にもLINE公式アカウントは「どれだけ多く友達を集めるか」が重要になってくるわけです。
この記事ではLINE公式アカウントの友達を増やしたいと思ったとき、意識してほしい3つの鉄則をご紹介しようと思います。
「店舗でチラシやPOPを配ったりして認知はしてもらってるはずなのに友達が増えない・・」「メルマガやSNSのフォロワー数に比べて友達数が少ない・・」そんなあなたはぜひ最後までご覧ください!
目次
友達を増やすための3つの鉄則
LINE公式アカウントに関わらずマーケティングの世界では、「無料オファー」と呼ばれる無料のプレゼントを配る手法がよく使われています。この手法を簡単にまとめると、まずこちらからお客様に具体的なメリットを提供することで、お客様がそのお返しにと店舗やサービスを利用してくれるようになる「ギブアンドテイク」の関係性を作るということです。非常に単純な理屈ですが、これがやはり最も効果的な手法なんです。
ではLINE公式アカウントでこの「無料オファー」の手法を使っていくためには、具体的にどのようにしていけば良いのか、ここで覚えておいてほしいのが次の3つの法則になります。
- 友達になって欲しいターゲットを決める
- ターゲットが喜んでくれそうなプレゼントを用意する
- 友達になってもらったらすぐにプレゼントを渡せる仕組みを作る
この3つの法則を順番に行なっていくことであなたも「無料オファー」手法を活用して、友達をどんどん増やすことができるでしょう。
ではそれぞれについてもう少し詳しく解説していきます。
友達になって欲しいターゲットを決める
友達集めに限らず、ビジネス全般でも「ターゲットを詳しく設定する」ことはとても大切なことです。商品を売りたい・サービスを届けたい相手はどんな相手なのか?性別・年収・家族構成や興味を持っている事など、具体的にターゲットを絞り込むことを意識しましょう。
例えばあなたが英会話を教える先生だとします。英会話といってもレベルや目指す姿は様々で、「海外旅行にいったときに困らない程度の日常英語を習得したい」という人もいれば、「ビジネスの世界で英語を使いこなしてグローバルな商売をしていきたい」と思っている人もいるでしょう。そのどちらをターゲットにするかで、集客の際のアプローチやサービスの内容そのものが変わってきますので、適当に決めてしまわずにじっくり考えてみましょう。
今回は例として「海外旅行にいったときに困らない程度の日常英語を習得したい」と思っている人をターゲットに設定し、友達を増やすための次のステップに進んでいきたいと思います。
ターゲットが喜んでくれそうなプレゼントを用意する
詳細にターゲットを設定できたら、そのターゲットが喜んでくれるようなプレゼントを用意しましょう。
例えば先ほどの例のように日常会話レベルの英語を習得したいと思っているお客様をターゲットとするのであれば、どのようなプレゼントを用意すると良いのでしょうか?
例えば、「英単語帳には載っていないビジネスで使える英語表現まとめ」のようなコンテンツを作りプレゼントしようとしたとします。コンテンツとしては非常に魅力的なものに見えますが、自分がターゲットとしているユーザー層にはいまいち必要のないコンテンツです。これではプレゼントに魅力を感じてもらえず、友達は増やせないでしょう。
逆に「これだけ覚えれば旅行先のお買い物で困らない!明日からでも使える簡単フレーズ集!」のような手軽な内容のものであれば、ターゲットのニーズにもマッチしているため良い反応が期待できます。
このように最初のステップで定めたターゲット層が必要としているものを予測し、それをそのままプレゼントとして用意することが大切です。
友達になってもらったらすぐにプレゼントを渡せる仕組みを作る
プレゼントが用意できたら、友達追加時に自動的にプレゼントを受け取ってもらえる仕組みを作りましょう。せっかくプレゼントに興味を持って友達追加してくれたお客様を待たせてしまうと、「騙された」と思われブロックされた挙句その後2度とお店やサービスを利用してくれなくなるかもしれません。
最も簡単な方法が、LINE公式アカウントの挨拶メッセージを活用するやり方です。
挨拶メッセージは、お客様がLINE公式アカウントを友達追加してくれたときに自動で配信されるメッセージのことで、文章だけでなく画像や動画、クーポンなども一緒に送信することができます。
先ほどの例のように「これだけ覚えれば旅行先のお買い物で困らない!明日からでも使える簡単フレーズ集!」について解説した動画や、すぐにスマホで閲覧可能なPDFファイルにして貼り付けて配信するなど、用意したプレゼントを友達追加と同時に渡すことができます。
このファーストコンタクトがうまくいけば、友達追加してくれたお客様も好印象を持ってくれるため、長い付き合いをしてくれる可能性も高められます。
ここまで3つのステップの通りに無料オファーの準備を進めていきましょう。
プレゼント作成時の注意点
2つ目のステップ「プレゼントの作成」について、ターゲットにあったものを用意する以外に注意してほしい点が2つあります。
- あなたのビジネスに関係のあるもの
- 大量に配ってもコストや時間がかからないもの
あなたのビジネスに関係のあるもの
いくらターゲットが喜んでくれそうなプレゼントだったとしても、あなたが提供している商品やサービスと全く関係のないものでは意味がありません。
例えば先ほどの例でいくと、英会話講師として活動しているあなたが無料プレゼントに「スターバックスチケット1000円分プレゼント!」というプレゼントを用意しても、ユーザーはそのプレゼントを受け取るだけ受け取ってとっとと去っていってしまうでしょう。あなたのビジネス・売りたいものに関係のないものをプレゼントしても、その後の売上に繋がらずかけた時間やコストが全て無駄になってしまうということです。
そんな事態にならないよう、そのプレゼントを受け取ったユーザーがあなたの商品やサービスを利用してくれるきっかけになるようなものを用意するよう心がけましょう。
先ほどの例のように「これだけ覚えれば旅行先のお買い物で困らない!明日からでも使える簡単フレーズ集!」であれば、これをみたお客様が「こんな有益なことをわかりやすく教えてくれるなら、私にもあっているかも!」と思ってくれて、実際のレッスンの申し込みにつながることも期待できます。
大量に配ってもコストや時間がかからないもの
例えば先ほどもダメな例として出しましたが「スターバックスチケット1000円分」などというプレゼントは最悪です。
確かに誰でも喜んでくれるような魅力的なプレゼントですが、1人につき1000円ものコストがかかってしまうと、100人友達を集めることができてもそれだけで10万円もの費用がかかることになります。こんなことでは、せっかくお金をほぼかけることなく高い集客効果を発揮するLINE公式アカウントを利用している意味がありません。
他にもお金はそこまでかからずとも作成にいちいち時間がかかるものもNGです。それだけあなたの時間が取られてしまっては、間接的に売り上げを失っているのと同じです。
ですのでおすすめは、電子書籍やPDFファイルなどにまとめられるような情報商材系のプレゼントということになります。こういったものであれば、最初に作る時には時間がある程度かかりますが、一度できてしまえばそれを使い回すことができますし作るだけではお金はほとんどかかりません。
もしくはお店で実際に使える割引クーポンなどもいいでしょう。クーポンはLINE公式アカウント上で簡単に作成することができますし、ただコストをかけているだけでなく確実に売り上げにつながるプレゼントですので必要経費として捉えることができるでしょう。
友達を増やすことに夢中になりすぎて大きな損をしてしまったり、一時的に友達を集めただけですぐ縁を切られてしまうようなことにならないよう、これらの点に注意しながらプレゼントを作成するようにしてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回ご紹介した方法は、LINE公式アカウントの友達集めはもちろん、オンラインでのビジネスの拡大に応用可能な方法になっています。
LINE公式アカウントの友達集めがうまくいったら、この方法を他のSNS運用やオンラインサービスの販売にも活用し、成功を掴み取ってください!
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