今や日本の人口の2/3を超える人が利用している「LINE」。無料通話に始まり、グループトーク、ビデオ通話などと、コミュニケーションアプリとして既に十分すぎる機能を備えているようなアプリですが、実は2021年さらに新機能が追加され、大きく利便性が向上しました。
2021年9月10日に、LINE社が公式にオンライン発表会を行い、その新機能が改めて公にされた訳ですが、普段何気なく使っているユーザーからしてみれば、新機能が追加されたことに気づいていない人もいるのではないでしょうか?
そこで今回の記事は、LINE公式アカウントの運用にも大きく関わってくる、「LINE」の新機能と可能性についてお話ししていきます!
ビジネスだけでなく、プライベートでも非常に役に立つ情報もありますので、まだLINEをビジネス活用できていない・・という方もぜひご覧ください!
これまでのLINEのイメージ
あなたもおそらく日常的に「LINE」を使っていることとは思いますが、LINEに対してどのようなイメージをお持ちですか?
親しい人とコミュニケーションを取るためのツール。業務連絡用のツール。友人などには電話でなくてLINEの無料通話を使って通話料節約。などなど、人それぞれ色々な使い方・イメージをお持ちだと思います。私もやはり、LINEはメッセージのやり取りをメインとしたコミュニケーションツールとしてのイメージが非常に強いです。
今の10代の世代では、Instagramの爆発的普及によって、「もはやLINEは時代遅れであまり使わない」みたいな人もいるようで、時代の移り変わりのスピードに驚かされるばかりです。今の20代〜30代の世代にしてみれば「メール」→「LINE」に移り変わっていったのと同じ感覚ですね。
ですが実はこれからのLINEは、単なるメッセージコミュニケーションツールとしてだけではなく、更なる大きな役割を秘めたものへと進化していく可能性があります。「LINEは時代遅れ」と感じている人も驚くような新機能がどんどん追加されていっているのです。では具体的に、どのような進化を遂げているのか見ていきましょう。
時代の変化と「LINE」
LINEの国内月間アクティブユーザーは8400万人を超え、その中でも毎日LINEアプリを開いているユーザーは85%もいます。つまり日本人の2人に1人以上は、毎日LINEアプリを開いて利用しているということになります。携帯回線がなくてもWi-Fiなどの通信手段さえあれば、いつでもどこでも連絡が取れる上に、ユーザー数も圧倒的ということで、もはや日本人にとっては必要不可欠なインフラ的存在となっています。
さらに2020年からのコロナウイルスの影響によって、世の中は劇的に変化しています。これまでに比べ、オンラインでのコミュニケーションや、オンラインでのビジネスの機会が急激に増えました。具体的なもので言えば「Zoom」というサービスを目にする機会が増えましたよね?コロナ以前からあったサービスではありますが、コロナ以前はその存在を知っている人はごく少数だったのではないでしょうか?それがもはや誰もが一度は使ったことがあるようなサービスへと成長しています。
この変化は当然LINEでも見られていて、LINE社によると、2021年2月〜5月の間で、LINEビデオ通話の使用率が220%もアップしたとのデータもあるようです。さらに全国的な緊急事態宣言が解除された以降も、このビデオ通話使用率は大きく下がっていないようで、もはや人々の生活に定着してしまっている様子が伺えます。
まとめると、これからの時代は「対面型のコミュニケーション」から「非対面型のコミュニケーション」中心の社会へと完全に移行していくということです。実際これまでオンラインに良いイメージを持っていなかった人も、いざ使ってみたら便利だな、と考え方が変わった人もたくさんいると思います。このような時代の流れに合わせて、LINEも新たな形でのサービスをどんどん展開していこうとしているのが、今のLINEの状況になります。
コミュニケーション機能の充実
では具体的にどういった機能が追加されていくのか見ていきましょう。これまでも無料通話やグループトークなど、1:1のチャットのみならず豊富なコミュニケーション機能を持っていたLINEですが、さらに2つの新機能が登場しました。
- 「みんなで見る」機能
- 「LINEミーティング」機能
この2つについて詳しく解説していきます。
「みんなで見る」機能
2021年5月、LINEに「みんなで見る」機能が追加されました。
従来からLINEには、複数の友達と同時に通話ができる「グループ通話」という機能がありました。このグループ通話の機能に加えて、グループ通話中にYouTubeなどの動画を共有して同時に視聴できるようになりました。
文字通り「みんなで見る」ということなんですが、その場に一緒にいない友達や恋人などと、一緒に動画を見ながら楽しめるというのは多くの方が待ち望んでいたのではないでしょうか?コロナ禍における非対面コミュニケーションの充実が大きく進む新機能です。
「LINEミーティング」
2021年8月には「LINEミーティング」機能が追加されました。
コロナ禍において、ビジネスミーティングやオンライン飲み会など、ビデオ通話を活用したオンラインコミュニケーションが活発になっています。先ほども登場した「Zoom」がその代表格ですが、この「Zoom」と同じような機能がLINEに実装されたのが「LINEミーティング」です。
LINEで発行するURLにアクセスするだけで、グループでの同時ビデオ通話が可能になります。しかも最大500人まで参加できますし、何より無料でできるというのが最大のメリットです。「Zoom」では有料アカウントでないと一部ビデオ会議のホストになれなかったりなどの制約がありますが、それを完全無料で利用できるというのは驚きです。
使い方も非常に簡単ですのでここでざっくり解説します。
まずLINEアプリを起動し、トーク管理(チャットリスト)画面に移ります。そこで右上の方にビデオのマークのようなものがありますので、ここをタップします。
するとこのような画面が表示されますので、「ミーティングを作成」をタップするだけです。これだけで瞬時にミーティングURLが発行されますので、あとはそのURLを参加者に共有し、「開始」をクリックするだけでZoomのようなビデオミーティングが開催できます。
画質・音質は特別悪い訳でもありませんし、Zoomは意外と設定がややこしかったりして使いこなせない・・という方でも簡単に利用することができます。もちろん画面の共有や、ビデオ通話をしながらYouTubeの動画を一緒に視聴できるなどの便利な機能もしっかりついています。
私もこの機能の存在を知ったときには、「今までZoomに課金していたのはなんだったんだ・・」と衝撃を受けました。特にオンライン飲み会など、普段なかなか会えない友人や家族との気軽なコミュニケーションや、オンラインで親交のある人同士の交流会など、プライベートなコミュニケーションにはもってこいの機能だと思います♪
ビジネス面での新機能
ここまでは主に個人間のコミュニケーションについての新機能を見てきましたが、ビジネスの側面での新機能も多数追加されています。
- LINEミニアプリ
- LINEコール
- LINEで予約
- LINEプレイス
主にこれら4つの機能が既に追加、もしくはこれからリリースを予定しています。
またLINEが提供しているキャッシュレス決済サービス「LINE Pay」についても新機能を追加し大きく進化します。
- 支払いリクエスト
- 支払いリンク
- VisaLINEPayクレジットカード
- eKYC
LINEPayに関しても、こちらの4つの新機能・新サービスが既に実装済み・もしくはこれから追加されていきます。これらの詳細については別の記事で詳しく紹介していますので、ぜひこちらの記事もご覧ください。
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タイムライン機能が大きく進化
またこれまでLINEアプリ・LINE公式アカウントの両方で使われていた「タイムライン」機能についても大きな進化を遂げます。
一言で言うと、これまではなんとなく個人の近況報告や企業の告知などに使われていましたが、今後はより一層コンテンツの拡散に重点をおいた機能に変化する、といった具合です。
これまでどちらかといえば、TwitterやInstagramといった拡散型SNSに比べ、拡散力の面で遅れをとっているイメージのあったLINEのタイムラインですが、それらのSNSに引けを取らない、むしろそれ以上の大きな可能性を感じさせてくれる内容が公表されています。
タイムライン機能の革新については、こちらの記事で詳しく解説していますので、お見逃しなく!
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まとめ
これまでは主に個人間のコミュニケーションツールという印象が強かったLINEですが、コロナ禍の影響もあり、LINEに求められるものは大きく変わってきています。LINE側もその世の中の流れを敏感に汲み取り、まさに今大きな進化を遂げようとしています。
このサイトでは、これまでもLINE公式アカウントを活用したビジネスツールとしてのLINEの使い方を色々ご紹介してきましたが、今後さらにその可能性は広がっていく一方です。
もしあなたがまだ、LINE公式アカウントを始めていないというのであれば、今からでも遅くありません。むしろ、今がチャンスです!
これからLINEがビジネスツールとして大きな地位を獲得していくことは確実ですので、この時代の波に乗り遅れないよう、今すぐLINE公式アカウントの開設、そしてLINEのビジネス活用を始めることを強くお勧めします!
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