メッセージやチャット、タイムライン機能だけでなく集客・コミュニケーションに役立つ機能が満載のLINE公式アカウント。
「これだけ便利なサービスなのに無料で利用できるってほんとなの?」と思う方もいるのではないでしょうか?
この記事では、LINE公式アカウントの3つの料金プラン、その他にお金はかかるのか?についてお話ししていきます!
目次
LINE公式アカウントの料金システム
アカウント開設は無料!
LINE公式アカウントには3つの料金プランがありますが、アカウント開設は完全無料です!
パソコン・スマホから、いつでも誰でも3分あればアカウントが開設できます。
アカウントを開設した後も、パソコン・スマホアプリから「LINE official account manager」にアクセスすれば簡単に操作ができるので難しいことは特にありません。
ではその3つの料金プランとはどのようなものがあるか、見ていきましょう!
3つの料金プラン
LINE公式アカウントにはこちらの3つの料金プランが用意されています。
月額固定費0円の「フリープラン」、月額固定費5,000円の「ライトプラン」、月額固定費15,000円の「スタンダードプラン」の3つです。
それぞれのプランの特徴・違いについては後でお話ししますが、メッセージやタイムライン、クーポン、ショップカードなど、LINE公式アカウントの基本機能は全てのプランで利用することができるので、ほとんどの方が実質無料で運用することができます。
LINE公式アカウントにも2種類ある!
LINE公式アカウントには、「認証済みアカウント」と「未認証アカウント」の2種類があります。
「認証済みアカウント」を開設するにはLINE所定の審査を通過する必要がありますが、その分「未認証アカウント」にはないメリットがたくさんあります。
・認証済みバッジ(青色)がもらえ、アカウントに表示される。
・集客用ポスターのデータが無料でダウンロードできる。
・支払い方法で請求書払いが選択できるようになる。
・友だち集めに使えるPOPなどが発注できる。
・LINEアプリでユーザーがアカウント(友だち追加)検索した際、検索結果に表示される。
通常よりもより集客・宣伝効果を高められる上、友だちも増やしやすくなるだけでなく、審査に通るだけで認証してもらえるのでお金がかかることはありません!
まず未認証アカウントを開設し、友だちが増え運用に慣れてきたタイミングで、認証申請を依頼するなどしてみてもいいかもしれませんね!
3つの料金プランの違い
違いはメッセージ配信件数
先にも書いたように、LINE公式アカウントの基本機能については、プラン・無料有料を問わず誰でも利用できます。
では無料のフリープランと有料プランとの違いとは何なのでしょうか?
それはズバリ、1ヶ月あたりのメッセージ配信件数上限の違いです。
無料のフリープランでは、1ヶ月あたりのメッセージ配信件数は1,000通までとなっており、それ以上は基本メッセージを送ることはできません。
一方、ライトプランでは1ヶ月15,000通、スタンダードプランでは1ヶ月45,000通までは定額で利用でき、それを超える分についても従量課金制(送った分だけお金がかかる)でいくらでも送信可能になっています。
定額+従量課金で効率的にメッセージ配信
ライトプランとスタンダードプランでは、月額固定費だけでなくメッセージの追加配信(従量課金)1通あたりの単価も違ってきます。
ライトプランでは月間配信上限である15,000通を超えた分について、1通あたり5円
スタンダードプランでは45,000通を超えた分について、1通あたり最大3円で追加メッセージ配信を行えます。(スタンダードプランについては、追加メッセージの単価が変わることもあるようです。)
このような料金体制のため、開設当初は様子をみながらフリープランで、友だちがたくさん増えてきて、1ヶ月あたりのメッセージ配信件数が予測できないほど増えるようなことがあれば、スタンダードプランに切り替えておくなどの柔軟な対応ができるようになります。
ちなみに、メッセージ配信件数としてカウントされるものとカウントされないものについては以下のようになります。
「カウントされるメッセージ」
・通常のメッセージ配信(セグメント形式のメッセージも含む)
・Messaging APIの「Push API」「Multicast API」「Broadcast API」
「カウントされないメッセージ」
・LINEチャットの送受信
・AIによる自動応答メッセージ
・応答メッセージ(お客様からのチャット等への返信)
・あいさつメッセージ
・Messaging APIの「Reply API」
メッセージとチャットの違い
ここまで何度も「メッセージ」と「チャット」という言葉が出てきていますが、この2つの違いは何なのでしょうか?
私たちが普段通常のLINEアプリで行っているような、ユーザー相互のテキストによるコミュニケーションのことを、LINE公式アカウントの機能では「チャット」と呼んでいます。
一方で「メッセージ」とは、公式アカウントから一方的に、通常のテキストだけでなく画像や音声、動画やスタンプなどと組み合わせて送られるものを言います。
こちらの画像のように、テキスト主体ではなく画像がメインとなっており、また新商品の画像をクリックするだけで公式サイト等にアクセスできるよう、URLの埋め込みなどの細かい設定も行うことが可能です。
メッセージは複数のユーザーに同じ内容を一斉送信することができ、地域・性別等のカテゴリを指定して特定の属性を持つユーザーに対してのみメッセージを送信する「セグメント配信機能」も利用できます。
チャットでは個人個人に、かつテキストメインの限られた情報のみしか送ることができませんが、メッセージは同時にしかも特定のユーザーに、様々な情報を配信することができるので、宣伝効果の最大化を図ることが可能です。
またメッセージ配信は「予約配信」も可能で、予め内容と日時を設定しておけば、いちいち初めから作成しなくても定期的にメッセージ配信を行うこともできます。ターゲットによっては、時間帯で反応率が変わることもあるでしょうから、より効率的に情報を配信したいのであれば必ず活用したい機能です。
ただ先ほども説明したように、メッセージ配信件数が増えるほど月額固定費は増えていってしまいます。高い効果が期待できるメッセージですが、やはりお金はできるだけかけたくない・・という方もいるのではないでしょうか?
そういう方は逆に、毎回チャットで一人一人のユーザーに情報を届けるという方法もあります。一斉送信等もできないため非常に手間にはなりますが、友だちの数も少ない初期段階では必要以上にメッセージ配信を行うのではなく、チャットで済ませることで固定費をかけずに済む、なんていう方法もありますね!
アカウント開設後
プレミアムIDとは
LINE公式アカウントを開設すると、基本的には「ベーシックID」がアカウントに割り当てられます。
「ベーシックID」とは、ランダムな英数字で構成されたIDで、アカウントの検索や特定に役立ちます。ですがベーシックIDについてはこちらで文字や数字を指定することはできない為、ユーザーがアカウントを検索等で見つけにくくなるなどのデメリットがあります。
もし「使い慣れているIDやお店・会社の名前を使いたい!」と思うのであれば、「プレミアムID」を購入・作成することをおすすめします。
「100円/月」もしくは、「1,200円/年」の追加料金で購入できるプレミアムIDでは、あなたの指定した文字列でIDを設定することができます。
これによって、あなたが自分の運営する公式アカウントへのログインの際にも使い慣れた・印象深いIDを使用することができますし、ユーザーがあなたの公式アカウントを検索等で見つけやすくなります。(※ログインについてはメールアドレスなどの入力でも可能です。)
月額も安く、大きなお金がかかる訳ではないので、ぜひやってみてはいかがでしょうか?
料金プラン変更
LINE公式アカウントの管理画面(LINE official account manager)から、いつでも料金プラン変更ができます。
これはPCからLINE official account manager にログインした画面ですが、「設定」から赤枠で囲われた「利用と請求」タブで料金プランの変更が可能です。
無料のフリープランからライトプラン等の有料プランへ変更した場合には、日時を問わず即時プランが変更・適用されます。(月の途中で変更した場合、その月の月額費用とメッセージ上限が日割りで変動します。)
ですがライトプラン・スタンダードプランから他のプランに変更する場合には、申請の翌月月初からの適用となるようですので注意が必要です。
「ライトプランを利用してたのに、メッセージ配信件数が予想以上に増えて必要以上にお金がかかってしまった・・・」
「たくさんメッセージを配信するつもりでスタンダードプランにしてたのに、結局5,000通しか送らずに損をした・・・」
プラン変更もお手軽にできますので、翌月のメッセージ配信がどのくらいのものになるのかよく考えた上でプランを検討していく必要がありますね!
まとめ
今回は、「LINE公式アカウントの費用」についてお話ししました。
メッセージ配信の機会が増えれば増えるほど、利用料金もそれだけかかってきてはしまいますが
基本無料で利用でき、しっかりと計画を立てて活用すれば、通常の広告にかかる費用とは比べものにならないくらいお得なサービスだということがお分かりいただけでしょうか?
LINE公式アカウントを使ってみたい!もっと詳しく知りたい!
と思っていただけたら、ぜひこちらの記事も呼んでみてくださいね!