この記事では、LINE公式アカウント(LINE business account)の機能の1つ、「タイムライン機能」について、使い方・活用方法などをお話ししていきます!
スマホのLINE公式アカウントアプリを使って投稿する方法も説明していきますので、ぜひ読みながらやってみてくださいね!
目次
タイムラインとは?
twitterやInstagram等を普段から利用している方は「タイムライン」という名前に聞き馴染みがあるのではないでしょうか?
通常のLINEアプリにもタイムライン機能はありますし、実際に使ったことのある人も多いでしょう。
自分のLINE友だちの投稿をずらっと見ることができる機能で、LINE公式アカウントでも、友だち追加してくれているお客様に向けて一斉にお知らせを送ることができる便利な機能です。
LINEアプリ上で投稿を見たお客様は、その投稿に「いいね」や「コメント」をつける事ができ、タイムライン上で複数のお客様とコミュニケーションを取ることもできます。
また、こちらのLINE公式アカウントを友だち追加していないユーザーにも投稿を見てもらえる事もあるので、友だち数に関係なくアカウントの認知度を高めてくれることが期待できます。
タイムラインを利用するメリット
友だち(お客様)とのコミュニケーションがとりやすい
タイムライン投稿は、投稿を見た人が誰でも気軽に「いいね」や「コメント」などのリアクションを取る事ができます。
基本的に公式アカウントでお客様とLINEでコミュニケーションを取るには「メッセージ機能」を使うことが多いですが、メッセージはこちらから一方的に送られてくるものなので、受け取ったお客様が、返信等のリアクションを取ってくれる確率は非常に低いです。
それに比べタイムラインは、お客様が都合の良い(暇な)時間に見てくれる確率が高いので、気軽にコメントなどのリアクションをとってくれやすくなります。他のユーザーからも見えるオープンな場ですので、よりフラットにコミュニケーションを取る事ができます!
友だち追加していない人にもアプローチできる
タイムライン投稿は基本的に、友だち追加してくれているお客様にしか表示されませんが、投稿はお客様が気軽に「シェア」する事ができます。
LINEでシェアされた投稿は、公式アカウントの友だちだけでなく、シェアしてくれた人の友達のタイムラインにも表示されるようになるため、魅力的な投稿はどんどん拡散されていく仕組みになっているんです!
投稿が広く拡散されれば(「バズる」とも言います)、新しく友だち追加してくれるユーザーがたくさん獲得できるかもしれません。
回数無制限!無料で投稿し放題!
LINE公式アカウントには3つの料金プランがありますが、無料のフリープランでは1ヶ月1000通しかメッセージを送る事ができません。1000通以上送信する場合には有料プランへの変更が必要になるので、メッセージを多用すると経費がどんどん膨らんでしまう可能性があります。
また、LINEでメッセージを頻繁に送る行為は、受け取るお客様にしてみれば迷惑になりかねません。うっとうしいと思われてブロックされてしまっては、せっかくのお客様を失ってしまいます。
その点タイムラインなら、投稿はお客様が見たい時にみるものなので、頻繁に投稿してもあまり迷惑がられることはありません。
さらにメッセージ配信と違い、無料のフリープランでも投稿の回数に制限がないため、何度でも無限に投稿し放題!
上手にメッセージとタイムラインを使い分け、効率よくお客様に宣伝・告知をしていきましょう!
メッセージとタイムラインの上手な使い分け方
同じ内容でも、宣伝方法を変える
お客様からしてみれば、突然送られてくるLINEにゆっくり目を通してみようと思うことはあまりありません。チラッと見てすぐLINEアプリを閉じてしまう事が多いでしょうから、メッセージでお知らせするときは、タイトルや書き出しにインパクトのあるセリフを入れて、できるだけコンパクトな文章にすることを心がけると良いでしょう。
一方タイムラインでは、お客様は都合のいいタイミングで投稿を見てくれている場合が多いので、少し長い文章でも最後まで読んでくれる確率も高まります。アピールしたいものを余すことなく伝えられるよう、文章の内容も凝ったものにしてみると良いでしょう。
また、タイムライン投稿には、動画などの閲覧自体に時間がかかるものを合わせて投稿するのも効果的です。メッセージで送られてきてもまず動画まで見てくれるお客様はいませんが、タイムラインを見ているお客様は時間に余裕がある確率が高いので、動画等のメディアも見てくれることが期待できます。
・メッセージは短く、コンパクトに、重要なことだけを伝える。
・タイムラインではじっくり、クオリティ高く、余すことなく情報を伝えられるよう工夫する。
このように使い分けていきましょう。
重要告知はメッセージ、細かい情報はタイムライン
メッセージは、届いたお客様に通知が届く上に、読んでくれたかどうかも確認する事ができます。どうしても伝えたい情報や、ピンポイントに届けたいクーポンなどに関しては、メッセージを使って配信すると効果的でしょう。
タイムラインでは、お客様が確実に見てくれるとも限らないので、それほど重要度が高くない(緊急性が低い)情報をお知らせするのに使いましょう。毎週のように行っているキャンペーンや、誰でもいつでも使えて有効期限の長いクーポンなど、長期的に投稿が表示されていることでメリットがある内容を発信していきましょう。
タイムラインについて、使い方やメリットはよく分かっていただけたでしょうか?
ここからは実際に、スマホのLINE公式アカウントアプリで投稿を作成する流れを説明していきます!
タイムラインに投稿する
投稿の作成方法
まず、スマホでLINE公式アカウントにログインします。1度ログインしてしまえば、次回からはアプリを開くだけで自動ログインできるので楽ちんです!
ログインするとこのような管理画面(LINE official account manager)が開きます。
赤い矢印の先の、時計のようなマークをタップします。
するとこのような画面になるので、赤枠で囲まれた「投稿を作成」をタップします。
※1つでも投稿を作成した後は、この画面に過去の投稿が一覧で表示されるようになります。
この赤枠の部分に自由に文章を入力します。
顔文字や絵文字などを混ぜながら、読んでいる人がウキウキするような文章を考えましょう!
この赤枠のアイコンをタップすると、文章以外に追加で投稿したいものを選択して載せることもできます。
左から、「画像」「動画」「スタンプ」「位置情報」「クーポン」「リサーチ(データ)」になっていて、色々追加して投稿を作成することで、より充実した投稿に仕上げる事ができます。
今回は、文章と画像を1枚載せてみました!
このように内容が完成したら、右上の「プレビュー」をタップして、投稿した状態をチェック!
問題がなければ、緑の「投稿」ボタンをタップして公開しましょう!
投稿が完了すると、このように友だちのLINEアプリ上のタイムラインにも表示されるようになります!
コメントが付いたらそれに返信することもできるので、直接お客様とやりとりする事もできます。
ここまでスムーズにできれば3分程度の作業です!いつでも、思いついたタイミングで広告が打てちゃうわけですね!
「投稿を予約」ボタンをタップすれば、時間と日にちを指定して投稿を予約する事もでき、定期的な発信が必要な時でも安心です。
早速、あなたもタイムラインに投稿してみましょう!
タイムラインの活用事例
タイムラインを活用して、深夜帯の来店客数が160%増!(カラオケ店)
全国17の都道府県に店舗を構えるカラオケチェーン「コロッケ倶楽部」では、当初フロントでの声かけやポスターでの告知等の地道な方法でLINEの友だちを増やしていましたが、5000人を超えた頃から伸び悩むようになりました。
そこで、タイムラインを使って思い切った施策を開始。それは「クーポンをお客様に選んでもらう」といったものでした。
いくつかのクーポンをタイムラインの投稿に表示し、「いいね数」が目標数に達したクーポンを友だち全員にLINEで配信するという大胆な発想でしたが、お客様からしてみれば自分が使いたいクーポンを選ぶ事ができるなんてメリットしかありません。実際、投稿を公開して「10分で100いいね」という圧倒的な反響があったようです。
さらに、配信したクーポンをLINEで別の友だちに共有することができるよう、タイムラインの公開設定をONにしたことで、友だちから友だちへとどんどん拡散され、新たな友だちの獲得にもつながりました。
その結果、課題であった深夜帯の来店も安定するようになり、深夜帯来店客数は前年比160%を記録したとのこと。
まさに、タイムラインならではの拡散力とコミュニケーションの手軽さを生かした活用術ですね!
参考:深夜帯の来店数が昨年対比160%!タイムラインを利用したカラオケ店の活用事例
経費の大幅削減、クーポン使用率6.7倍に!(スーパーマーケット)
青森県のスーパーマーケットとドラッグストアの複合店舗「カブセンター 神田店」では、新聞折込などの多大な広告費の削減が課題になっていました。
費用の割に効果の薄い新聞折込に変わり、LINE公式アカウントを導入することで、売り上げは昨年同月比で102%と伸長、課題となっていた新聞折込経費も4〜5%削減することに成功。
また、タイムラインを活用し「投稿に『いいね』を押してくれたお客様が777名を突破したら、5%OFFクーポンをLINEで配信」という企画を実施したところ、832回もの「いいね」があり、その後実際に配信されたクーポンは782回も使用されたようです。
以前同じクーポンを配信した際には、117回の使用だったことから、およそ6•7倍も使用率が増加した計算になりますね。
また、この企画を実施した日は平日だったようですが、通常の平日の友だち登録数の約2.5倍の登録があったとのこと。
「いいね」や「シェア」によってまだ友だちになっていないユーザーも巻き込める、タイムラインの拡散性がいかに優れているか、よくわかる事例です!
参考:意識したのは「お客さま参加型」!新聞折り込み費を大幅削減したスーパーのLINE活用方法とは
まとめ
今回は、LINE公式アカウントのタイムライン機能について詳しく解説していきました。
LINEだからこその使いやすさや豊富な機能だけでなく、「拡散性の高さ」がタイムライン機能の最大のメリットだと言えるでしょう。
完全無料で、ここまで広い宣伝効果が期待できるなんて、他にはなかなか無いシステムですよね!
最近TwitterやInstagram等のSNSでは、投稿がものすごい勢いで拡散されることを「バズる」なんて言って話題になっていますが、
あなたもぜひ、LINE公式アカウントのタイムラインを使って、「バズる」投稿にチャレンジしてみてください!
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